aとtheの底力

昨日買って、昨日のうちに全部読んだ。
200ページくらいで軽く読めるんだけど、なかなか興味深くて勉強になった。
「冠詞はaとtheの2つではなく、aとtheと"無冠詞"の3つだ」ということが述べられていて、なるほどなと思った。
どうしても
a vs. the
になりがちな冠詞だが、そうではなく
a vs. the vs. 無冠詞
と考えなくてはならない。
この他にも色々冠詞の付け方の背景にある考え方というか理屈というか感覚というかを、この本は丁寧に教えてくれる。


最近思うことは、冠詞は(冠詞の文化を持たない)日本人が思っている以上に言葉の意味に大きな影響力を持つものであると認識しなければならないということだ。


例えば、『日本人の英語』という本には「冠詞は名詞につける"アクセサリー"ではなく、"まず冠詞ありき"だ。冠詞は後付けの飾りではなく、後続の言葉の意味カテゴリーを限定する大切なものだ。」のような感じのことが書いていた。
冠詞を理解することは英語の精神を理解する第一歩なのだ。


今まで軽く見てたよ、ゴメンよ、冠詞クン。