神って何だろう

「我々の神はあなた達の神より偉大なのです。あなた達の神なぞ認めません。」


宗教で教えられる神という形式に、一体何の価値があるのだろうか。
神の存否を語っているのではない。「神の存在を科学的に証明してみせてごらんよ。」と子供じみた戯言を言っているのではない。
神とは単により偉大なものへの畏怖、崇拝であろう。要するに、神がキリストにより伝えられようが、ムハンマドによって語られようが、そんなことは形式にすぎない。イスラム教の神がキリスト教の神より偉大だとか、その逆だとかは言い争うだけ無駄だ。(実際に言い争ってる人なんて少数派だろうが。)
宗教は神を見る眼の一つにすぎない。
宗教が無駄という意味ではない。
ただ、宗教などは神を伝える一つの媒体にすぎず、僕たちはもっと神を一般的に考えなくてはいけない。
形式に振り回され、本質を見失うのであれば、宗教が与えた神への道を無駄にしている。
神の本質を考えなくてはいけない。
それが「神」と呼ばれなくても構わない。
「神」なんて信仰につけられた名前にすぎない。


誰でも分かっていることなんだろうけど、ふと、こう思った。